透明性機能について
録音していることを参加者に伝える3つの方法と、それぞれの向き不向きです。
Pulseには、会議の参加者に「いま文字起こしをしています」と伝えるための機能があります。会議チャットへ自動でメッセージを投稿する方法と、カメラ映像に表示を重ねる方法の2つで、片方だけでも両方でも使えます。会議アプリ自身が備えている案内表示を組み合わせる方法もあり、この記事ではその3つを並べて、参加者からどう見えるのか、どんな会議に向いているのかを整理します。設定手順は、利用者向け・管理者向けのそれぞれのページに分かれています。
透明性機能は、パソコンで動作します。自動チャット通知はデスクトップアプリ(macOS / Windows)とブラウザ拡張機能が、ウォーターマークはデスクトップアプリが同梱するカメラが担当します。
この機能の位置づけ
日本の法律には、会議や通話の録音を一般的に禁止する規定はありません。ご自身が参加している会議をご自身で録音・文字起こしすることは、原則として違法にはあたらないと解されています。そのため、ここで説明する機能は、法律上の同意を取得するための手続ではなく、参加者に事実を知らせておくための機能として設計されています。社内規程や取引先との取り決めを実際の運用に落とし込む役割を担う機能だとお考えください。告知をしておくことで、後から「聞いていない」という行き違いが起きにくくなり、会議の記録を共有する際の説明もしやすくなります。
どの場面で個人情報保護法上の同意が必要になるのか、どこまでが推奨にとどまるのかという法的な整理は、AI議事録をどこまで使ってよいか(チーム向けガイド)にまとめています。この記事では機能の選び方だけを扱います。
社外の方が参加する会議や、初対面の商談では、機能による告知に加えて、会議の冒頭で口頭でも一言お伝えいただくことをおすすめします。チャットは見落とされることがあり、電話や対面の打ち合わせではそもそもチャット欄がありません。
3つの伝え方
| 伝え方 | 参加者から見える場所 | 主な対象アプリ | 表示されるタイミング | 設定する人 |
|---|---|---|---|---|
| 自動チャット通知 | 会議のチャット欄 | Google Meet / Zoom / Microsoft Teams | 文字起こしの開始直後に1回 | 利用者またはPulseの管理者 |
| ウォーターマーク | ご自身のカメラ映像 | カメラを選択できるアプリ全般 | 文字起こし中は表示され続ける | 利用者またはPulseの管理者 |
| 会議アプリ側の標準通知 | 入室時のダイアログなど | Zoom / Microsoft Teams | 会議の開始・参加時 | 会議アプリ側の管理者 |
自動チャット通知
文字起こしが始まると、Pulseが会議のチャット欄にメッセージを1回投稿します。会話を止めずに全員へ同じ文面を届けられるため、定例会議のように毎回同じ運用を繰り返す場面に向いています。Google Meet では投稿されたメッセージがピン留めされるため、途中から参加した方の画面にも表示されます。
一方で、チャット欄を開いていない参加者には気づかれないことがあります。組織外から途中参加した方には、会議のチャット設定によって表示されないことがある点にも注意してください。
Google Meet のチャットパネル上部に、文字起こしを行っている旨の短いメッセージがピン留めされて表示されている状態。
ウォーターマーク
カメラ映像の隅に、文字起こし中であることを示す小さな表示を重ねます。チャット欄を見ていない参加者の目にも入り、会議の途中から参加した方にもその場で伝わります。文字起こしをしている間だけ表示され、停止すると消えます。
導入にはカメラの追加インストールが必要で、会議アプリ側のカメラ設定をPulseのカメラに切り替える操作が1回だけ必要になります。カメラをオフにして参加する会議では表示できないため、自動チャット通知と組み合わせて使うのが確実です。
自分のカメラ映像の隅に、文字起こし中であることを示す小さなバッジが重ねて表示されている状態。
会議アプリ側の標準通知
Zoom や Microsoft Teams には、Pulseとは別に、会議の開始時や参加時に独自の案内文を表示する機能があります。これらは各社が提供する管理機能で、設定もUNCHAIN株式会社ではなくご利用の組織側で行います。全社で表示内容をそろえたい場合や、Pulse以外のツールも含めて一律の案内を出したい場合に、Pulseの透明性機能と併用できます。
- Zoom: アカウント所有者・管理者が、参加時に表示するカスタム免責事項(ディスクレーマー)を設定できます。タイトルと本文を編集でき、組織内の参加者だけ、組織外の参加者だけ、あるいは両方といった表示対象の指定もできます。対象となるプランの条件があります。
- Microsoft Teams: IT管理者が、会議中の録音・文字起こし通知のメッセージ文面と、参加者に表示されるプライバシーポリシーのURLを変更できます。
これらの設定は各プラットフォームの管理画面で行うもので、UNCHAIN株式会社が代わりに設定することはできません。どのような告知を行うかの判断は、利用される組織側で行っていただく必要があります。
どれを選ぶか
判断に迷う場合は、次の目安で選んでください。
- 社内の定例会議が中心: 自動チャット通知だけで足ります。毎回同じ相手であれば、初回に口頭で説明しておけば以降は通知で十分に機能します。
- 社外との商談・面談が多い: 自動チャット通知に加えて、冒頭の口頭説明を運用ルールにしてください。ウォーターマークを併用すると、チャットを見ない相手にも伝わります。
- 全社でルールとして統一したい: 管理者がワークスペース全体で有効にし、利用者側で解除できない状態にできます。あわせて社内規程への位置づけを検討してください。
- カメラをオフにして参加することが多い: ウォーターマーク単独では伝わりません。自動チャット通知を必ず併用してください。
- Pulse以外のツールも含めて案内を統一したい: 会議アプリ側の標準通知を使い、Pulseの自動チャット通知と併用してください。
設定手順
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