音声入力と文字起こしの違い

チャットの音声入力と会議の文字起こしは別物です。使い分けと課金上の扱いを説明します。

チャットの入力欄にあるマイクのアイコンと、会議を記録する文字起こしは、見た目が似ているため混同されがちです。この記事では、それぞれが何をする機能なのか、どちらを使えばよいか、操作を間違えたときにどう気づくかを説明します。

補足

音声入力も文字起こしも、デスクトップアプリ(macOS / Windows)の機能です。ウェブ版(ブラウザ)は、すでに保存されているノートの閲覧と編集のみに対応しており、どちらも利用できません。

どちらを使うかの早見表

音声入力 文字起こし
目的 チャットへの質問を声で入力する 会議や打ち合わせの発言を記録してノートを作る
操作する場所 画面下部のチャット入力欄にあるマイクのアイコン 画面右上の「+新規ノート」、または通知やカレンダーの予定から開始
対象となる音声 自分が話す短い質問 会議の参加者の発言とシステム音声
想定する長さ 数秒から十数秒程度の一文 会議1件分
結果 話した内容が文字になってチャットに送られる 文字起こしが保存され、終了後にノートが生成される
新しい会議の記録 開始しない 開始する

過去の会議について質問したいときは音声入力、これから始まる会話を記録したいときは文字起こし、と覚えておくと迷いません。

チャットの音声入力

デスクトップアプリの画面下部にあるチャット入力欄の右側に、マイクのアイコンがあります。これは質問を声で入力するためのもので、会議の記録は開始しません。

図画面キャプチャ: チャット入力欄の右端にあるマイクのアイコン

横長の入力欄の右側に、マイクの形をしたボタンが表示されている状態。

次のような場面で使います。

  • すでに記録されている会議について、チャットに質問したいとき
  • 長い質問を打ち込むより、話したほうが早いとき
  • 両手がふさがっていて、キーボードを使いにくいとき

音声入力の操作手順

  1. チャット入力欄のマイクのアイコンを選びます。
  2. 音声の取り込みが始まります。聞き取り中は2つのアイコンが表示されます。
  3. 話し終えたら、チェックマークのアイコンを選びます。話した内容が文字になり、キーボードで入力したときと同じようにチャットへ送られます。
  4. 送らずにやめる場合は、×のアイコンを選びます。この場合、内容はチャットに送られません。

音声入力は短い質問のために用意されています。長い会話をそのまま取り込む用途には向いていないため、会議や打ち合わせを記録したい場合は文字起こしを使ってください。チャットでできることの全体はノートに質問する(チャット)をご覧ください。

認識の精度を上げるには

社名や製品名などの固有名詞は、音声入力でも聞き取りを誤ることがあります。よく使う用語は、あらかじめ辞書に登録しておくと、文字起こしと合わせて認識されやすくなります。設定方法は文字起こしのカスタマイズをご覧ください。

会議の文字起こしを始める

文字起こしは、次のいずれかの操作をしたときにだけ始まります。何もしなければ、会議が勝手に記録されることはありません。

  1. 通話が検出されたときの通知をクリックする
  2. 開始時刻を過ぎた予定を、ホーム画面から開く
  3. 画面右上の「+新規ノート」をクリックする
  4. 開始前の予定のノートを開いておく(予定の開始時刻になった時点で自動的に始まります)

条件の詳細は文字起こしの仕組みにまとめています。カレンダーに登録していない突発の打ち合わせを記録したいときは、3番目の新規ノートを使います。

確認

新規ノートから始めたあと、次の点を確認してください。

  • 画面下部に、縦に並んだ3本の緑色のバーが表示されている
  • バーが音量に合わせて動いている(動いていれば、音声の取り込みと文字起こしが進んでいます)
  • バーを選ぶと、文字起こしの状態が確認できる

新規ノートを選んだあとに緑色のバーが表示されない場合、文字起こしはまだ始まっていません。マイクの権限、システム音声を取得するための権限、入力デバイスの選択を確認してください。手順は文字起こしがうまくいかないにまとめています。

図画面キャプチャ: 文字起こし中に表示される3本の緑色のバー

画面下部に、音量に合わせて高さが変わる縦のバーが3本並んでいる状態。

参加者への告知

文字起こしは会議の発言を記録します。法令上の義務とは別に、記録することを会議の冒頭で伝えておくと、後から問題になりにくくなります。社内でのルールの決め方と、会議冒頭で使える告知の文例はAI議事録をどこまで使ってよいか(チーム向けガイド)で説明しています。音声入力は自分の質問を入力するための操作なので、この告知の対象にはなりません。

利用量と課金の扱い

音声入力で話した内容は、チャットへの入力として扱われます。会議のノートや文字起こしとしては保存されないため、ノートの一覧には残りません。文字起こしはノートとして保存され、保存期間の設定や自動削除の対象になります。自動削除は既定では「オフ(自動削除しない)」で、ワークスペース設定で期間を指定できます。設定できる期間と削除後の扱いは文字起こしの自動削除をご覧ください。

編集注記

音声入力で話した分を利用量としてどう計上するかは、参照元の記事に記載がありません。UNCHAIN株式会社の料金仕様に合わせてこの節に追記してください。プランごとの上限と請求の全般はプランと支払いを参照します。

うまくいかないときは

質問したつもりが会議の記録が始まっていた場合

新規ノートを選んでいた可能性があります。画面下部の緑色のバーを確認し、記録を止めてください。不要なノートは削除できます。削除したノートの扱いはノートの削除と復元をご覧ください。

記録したつもりが何も残っていない場合

マイクのアイコンから音声入力を使っていた可能性があります。音声入力は質問を送るための機能で、会議の記録は作られません。あらためて新規ノートから記録を始めてください。

マイクのアイコンを選んでも反応しない場合

OSのマイクの権限がPulseに与えられているかを確認します。他のアプリがマイクを占有している場合は、そのアプリを終了してから試してください。

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