Google Meet の設定(管理者向け)

Google Meet で自動チャット通知を配布するための管理コンソール設定です。

Google Meet で自動チャット通知をワークスペース全体に適用する手順です。作業は3つに分かれます。Google 管理コンソールからブラウザ拡張機能を配布すること、告知メッセージをピン留めできる状態にすること、Pulse側で機能を有効にすることです。macOS と Windows のどちらの端末でも同じ設定が適用されます。

Enterpriseプラン

補足

必要な権限は2つです。Google 管理コンソールの管理者権限(拡張機能の配布と Meet の設定変更)と、Pulseのワークスペース管理者権限(機能の有効化)です。拡張機能の動作には、利用者側に Google Chrome、または Chromium をベースとした対応ブラウザ(Microsoft Edge、Arc、Brave)が必要です。

対象となる方

この記事は、ワークスペース全体に適用する管理者向けです。自分のアカウントだけで設定したい場合は、Google Meet の自動チャット通知(利用者向け)をご覧ください。拡張機能が扱う情報の範囲も、そちらに記載しています。

1. ブラウザ拡張機能を配布する

Google Meet での告知メッセージは、Pulseのブラウザ拡張機能が投稿します。利用者一人ひとりが手動で追加することもできますが、Google 管理コンソールから自動配布すれば、端末ごとの作業をなくせます。全社に一括で配布する方法と、組織部門(OU)や Google グループで対象を絞る方法があります。

拡張機能を追加する

  1. 管理コンソールにログインする

    Google 管理コンソールにログインします。

  2. 拡張機能の設定画面を開く

    デバイス > Chrome > アプリと拡張機能 > ユーザーとブラウザを開きます。

  3. ウェブストアから追加を選ぶ

    画面右下の「+」ボタンをクリックし、「Chrome ウェブストアから追加」を選びます。

  4. 拡張機能IDで検索する

    右上の「IDで検索」をクリックし、Pulse拡張機能のIDを貼り付けます。

  5. 拡張機能を追加する

    「選択」をクリックして拡張機能を追加します。

  6. インストールポリシーを設定する

    インストールポリシーを「強制インストール」または「強制インストールしてブラウザのツールバーに固定する」に設定します。組織全体で確実に配布するには、いずれかの強制インストールを選んでください。

編集注記

「拡張機能IDで検索する」の手順で入力するIDは、Pulseの管理画面またはヘルプセンターに掲載されている値を記載してください。本記事では実際のIDを記載していません。

図画面キャプチャ: Google 管理コンソールのアプリと拡張機能

「ユーザーとブラウザ」のページで、右下の追加ボタンから「Chrome ウェブストアから追加」を選ぶ様子。

図画面キャプチャ: IDで検索

Chrome ウェブストアの選択画面で、「IDで検索」欄に拡張機能IDを入力し、「選択」ボタンが押せる状態。

図画面キャプチャ: インストールポリシーの設定

インストールポリシーのプルダウンで「強制インストールしてブラウザのツールバーに固定する」が選択されている状態。

配布先を絞り込む

既定では、設定は組織全体に適用されます。特定の部門・拠点・チームだけに配布したい場合は、次の2つの方法があります。

方法1: 組織部門(OU)を使う

組織部門は、部門・拠点などの基準で利用者をまとめ、グループごとに別々のポリシーを適用するしくみです。

  1. Google 管理コンソールで、ディレクトリ > 組織部門を開きます。
  2. 対象となる組織部門がまだない場合は、新しく作成します。
  3. 該当する利用者を、その組織部門へ移動します。
  4. デバイス > Chrome > アプリと拡張機能 > ユーザーとブラウザを開きます。
  5. 左側のサイドバーで、最上位の組織ではなく対象の組織部門を選択します。
  6. その組織部門に対してPulse拡張機能を追加・設定します。選択した組織部門に属する利用者だけに配布されます。

詳しい操作は、Google のアプリと拡張機能の設定に関するドキュメントを参照してください。

方法2: Google グループを使う

組織部門の構成を変更するのが現実的でない場合は、Google グループを使って配布先を指定できます。複数の組織部門にまたがるチーム(拠点横断のプロジェクトなど)に配布したい場合に向いています。

  1. Google 管理コンソールで、ディレクトリ > グループを開きます。
  2. 拡張機能を配布したい利用者を含むグループを新規作成します(既存のグループでも構いません)。
  3. デバイス > Chrome > アプリと拡張機能 > ユーザーとブラウザを開きます。
  4. 左側のサイドバーで、対象のグループを検索して選択します。
  5. そのグループに対してPulse拡張機能を追加・設定します。グループのメンバーだけに配布されます。

詳しい操作は、Google のグループベースのポリシーに関するドキュメントを参照してください。

ヒント

2つの方法は組み合わせられます。たとえば、特定の拠点を表す組織部門には強制インストールを適用し、部門横断のプロジェクトを表す Google グループにはインストールを許可するといった設定ができます。

注意

Google 管理コンソールからの強制インストールが適用されるのは Google Chrome です。Microsoft Edge、Arc、Brave を使っている利用者には、Chrome ウェブストアから手動でインストールしてもらう必要があります。配布後に動作しない報告があった場合は、まず利用者のブラウザを確認してください。

2. メッセージをピン留めできるようにする

Google Workspace の「継続的な会議チャット」(Continuous Meeting Chat)が有効になっていると、告知メッセージはピン留めできません。途中から参加した方にも表示されるようにするには、この設定をオフにします。

  1. 管理コンソールにログインする

    Google 管理コンソールにログインします。

  2. Meet の設定画面を開く

    アプリ > Google Workspace > Google Meetを開きます。

  3. 安全性の設定を開く

    「Meet の安全性の設定」をクリックします。

  4. 該当の項目を探す

    「継続的な会議チャット」の項目を探します。適用範囲は、拡張機能の配布で使ったものと同じ組織部門や Google グループを指定してそろえることもできます。

  5. 既定でオフにする

    「デフォルトでオフ - 主催者は変更できません」を選択します(推奨)。

  6. 保存する

    「保存」をクリックします。

継続的な会議チャットは、会議終了後もチャット履歴を残すための機能です。オフにすると、この機能に依存した既存の運用に影響が出る可能性があります。全社で無効にする前に、影響範囲を確認してください。ピン留めよりも履歴の保持を優先する場合は、継続的な会議チャットを有効のままにし、告知メッセージがピン留めされない前提で運用することもできます。メッセージの投稿自体は、この設定にかかわらず行われます。

3. ワークスペースで機能を有効にする

  1. ワークスペース設定を開く

    Pulseのデスクトップアプリで、設定 > ワークスペース > 一般 > 透明性 > チーム向けの自動チャット通知を開きます。

  2. セットアップを実行する

    「Google Meet の自動チャット通知」を見つけ、「セットアップ」をクリックします。

  3. 全利用者に適用する

    セットアップを完了したあと、「ワークスペースの全利用者に適用」をクリックして有効にします。

図画面キャプチャ: ワークスペース設定の自動チャット通知ページ

「チーム向けの自動チャット通知」の設定画面で、Google Meet 向けの通知が有効になっている状態。

確認

対象の組織部門に属する利用者の端末で、対応ブラウザに拡張機能が入っていることを確認してください。そのうえで参加者が2名以上のテスト会議を開き、文字起こしを開始してチャット欄にメッセージが1回投稿され、パネル上部にピン留めされることを確認します。

動作について知っておきたいこと

  • 送信されるタイミング: 告知は、文字起こしが始まり、かつ利用者以外の参加者が1人以上入室した時点で送信されます。利用者が一人で会議を開いている間は送信されません。
  • 送信回数: 1つの会議につき1回だけです。利用者が一時的に退出して再入室しても、重複して投稿されることはありません。
  • 途中参加者: メッセージが送信されたあとに参加した方も、ピン留めされたメッセージを確認できます。
  • 組織外の参加者: 会議のチャット設定によっては、組織外から途中参加した方にメッセージが表示されないことがあります。
  • 継続的な会議チャットが有効な場合: メッセージは送信されますが、ピン留めはされません。この記事の「2. メッセージをピン留めできるようにする」を参照してください。

社内への周知

拡張機能を強制インストールすると、利用者のブラウザに説明なく拡張機能が追加されることになります。事前の周知がないと、情報システム部門への問い合わせが増える要因になります。周知文のテンプレート、想定問答、従業者を対象とするモニタリングとしての留意点は、透明性機能を組織で有効にする(管理者向け)にまとめています。

よくある質問

Q. 利用者が自分で無効にできますか

A. できません。管理者がワークスペース全体で告知を有効にしている場合、Pulseの拡張機能がブラウザにインストールされている限り、利用者側で無効にすることはできません。

Q. 他の会議アプリでも使えますか

A. Zoom と Microsoft Teams でも告知メッセージを投稿できます。設定手順はZoom と Microsoft Teams の設定(管理者向け)にあります。

Q. 拡張機能を配布したのに動作しない利用者がいます

A. その利用者が会議に参加しているブラウザが対応ブラウザかどうかを確認してください。Chrome 以外のブラウザには管理コンソールからの強制インストールが適用されないため、手動でのインストールが必要です。複数のブラウザを使い分けている環境では、拡張機能が入っているブラウザと会議に使うブラウザが異なっていることもあります。端末側の確認手順はGoogle Meet の自動チャット通知(利用者向け)にまとめているため、この記事を利用者に共有してください。

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