チャットからの外部操作(ワークフロー)
チャットからメール送信やカレンダー登録を行う機能、権限の範囲、実行前の確認です。
会議のあとに発生する作業の一部を、チャットから直接進められます。フォローアップメールの下書きと送信、Slack へのメッセージ投稿、Google カレンダーへの予定登録の3種類です。いずれも下書きが画面に表示され、内容を確認して実行を指示するまでは、外部のサービスに何も送られません。
この機能はデスクトップアプリ(macOS / Windows)で利用できます。あらかじめ Gmail、Slack、Google カレンダーのうち、使うサービスの接続が必要です。Microsoft 365 のメールとカレンダーには、現時点では対応していません。
この機能は、会議の記録をもとにAIが下書きを作ります。宛先の取り違え、日付や金額の誤り、会議で決まっていない内容の混入が起こる可能性があります。送信、投稿、予定の作成は取り消せない操作です。実行する前に、宛先と本文を必ず読み返してください。この記事の「送信前のチェックリスト」に確認項目をまとめています。
できること
| 操作 | 必要な接続 | 現在の対応範囲 |
|---|---|---|
| メールの下書きと送信 | Gmail | Google アカウントのみ |
| Slack メッセージの下書きと送信 | Slack | チャンネル、グループDM、個人DM |
| 空いている時間を探して予定を作成 | Google カレンダー | 同じ Google Workspace ドメイン内の相手のみ |
接続の設定
連携の画面を開く
設定 > 連携 を開きます。接続の追加も解除も、この画面から操作します。
使うサービスを接続する
Gmail、Slack、Google カレンダーのうち、使うものを接続します。メールと予定の操作には Gmail と Google カレンダー、メッセージの投稿には Slack が必要です。
接続するアカウントを確認する
接続は利用者個人のアカウントに紐づきます。メールは接続した本人のアカウントから送信され、Slack のメッセージも本人の名義で投稿され、予定も本人のカレンダーに作成されます。組織で共有するアカウントを接続すると、誰が実行したのかが分からなくなるため、個人のアカウントで接続してください。業務用と私用のアカウントを分けている場合は、どちらを接続するかをここで確認します。
接続すると、Pulseは接続した本人の権限で外部サービスを操作します。本人が読めるメール、参加しているチャンネル、閲覧できるカレンダーが、下書きを作るための参照先になります。本人の権限を超えてアクセスすることはありませんが、逆にいえば、本人が見られる情報はすべて参照され得ます。接続の解除は 設定 > 連携 からいつでも行えます。解除すると新しい操作は実行できなくなりますが、すでに送信したメッセージや作成した予定は取り消されません。
操作の流れ
チャットで依頼する
チャットを開き、何をしてほしいかを書きます。宛先、投稿先のチャンネル、出席者、希望する時間帯などを具体的に指定してください。どの画面からチャットを開くと何が参照されるかはノートに質問する(チャット)にまとめています。
下書きを確認する
編集できる下書きがチャット内に表示されます。内容と送信先を確認し、必要な箇所を直します。予定の場合は、提示された候補時刻を選ぶか、日付・時刻・所要時間を直接変更できます。他の予定と重なる時刻は、その旨が表示されます。
実行を指示する
問題がなければ「送信」または「予定を作成」を選びます。下書きを破棄した場合、外部のサービス側には何も残りません。メールの下書きで「下書きとして保存」が表示されている場合、それを選ぶと送信せずに Gmail の下書きに保存されます。
メールの下書きと送信
どのようなメールを、誰に、どの点を含めて書いてほしいかをチャットに伝えます。現在の対象範囲に含まれる会議の内容と、接続した Gmail アカウント側の関連する文脈をもとに下書きが作られます。
送信前に、宛先、CC、BCC、件名、本文を編集できます。Gmail に署名を設定している場合は、署名を付けるかどうかを選べます。内容を補う必要がある箇所には、目立つ形で仮の文字列が入ることがあります。この仮の文字列は、送信前にすべて実際の内容へ置き換えてください。メールが送られるのは、「送信」を選んだ後だけです。
Gmail の下書き保存とラベルの操作が表示される場合は、下書きとして保存したうえで、既存のラベルまたは新しいラベルを付けられます。この操作を初めて使うときに、Gmail の追加の権限を求められることがあります。下書きとして保存しただけでは送信されません。
依頼の書き方の例です。
この会議の出席者全員に、お礼と決定事項の確認を兼ねたメールの下書きを
作ってください。敬体で、前置きは3行以内。当方の宿題と先方への依頼を
分けて書き、依頼には期限を入れてください。
本日の打ち合わせの内容を、部長宛の社内報告メールにしてください。
常体で、結論を先に書き、経緯は箇条書きで5項目以内にまとめてください。
この3件の商談から、週次の顧客状況共有メールを作ってください。
顧客ごとに見出しを分け、懸案事項を明示してください。
同じ形の依頼を繰り返す場合は、文面の条件をレシピとして保存しておくと、毎回書き直さずに済みます。指示文の組み立て方は効果的なレシピの書き方をご覧ください。
一部の社外会議では、会議の終了後にフォローアップメールの案が自動で用意されることがあります。こちらはフォローアップメールの作成で説明している別の機能です。チャットからの操作では、いつ下書きを作るか、何を含めるかを利用者が指定します。
Slack へのメッセージ
会議の内容を、社内向けの共有、進捗報告、次の行動の一覧などの形にして、Slack のチャンネル、グループDM、個人DMへ投稿できます。投稿先はチャットへの依頼文の中で指定します。
投稿する前に、投稿先とメッセージの両方が表示されます。どちらも編集できます。投稿は、接続した Slack アカウントの名義で、確認した後にのみ行われます。Slack Connect で社外の相手が含まれる投稿先を指定した場合は、送信前に警告が表示されます。
- 投稿できるのは、チャンネル、グループDM、個人DMです。
- 接続した Slack ワークスペース内で、自分がアクセスできる投稿先に限られます。
- チャンネル名が似ていて複数該当する可能性がある場合は、
#を含めた正確な名前を書いてください。 - グループDMや個人DMの場合は、相手の名前を挙げてください。
- 入力候補が表示される場合は、
@または#の後に2文字以上入力してから選びます。選んだ相手には通知が届き、選んだチャンネルはリンクとして表示されます。
依頼の書き方の例です。
この会議の要点を #案件-北陸 に投稿してください。3行以内の要約と、
担当者つきの持ち帰り事項を箇条書きで。
社内向けの報告を #営業共有 に投稿してください。見出しは「先方からの
要望」「懸念」「次のアクション」の3つ。社名は正式名称で書いてください。
田中さんに個人DMで、今日決まったことと、田中さんの担当分だけを
送ってください。
空いている時間を探して予定を作成する
チャットから Google カレンダーを参照し、既存の予定の有無を確認したうえで、新しい予定の下書きを作れます。出席者、おおよその時期、所要時間を伝えてください。
作成前に、編集できる予定の下書きが表示されます。件名、出席者、日付と時刻、説明、場所、ビデオ会議の情報を確認できます。提示された候補から選ぶ、別の時刻を入力する、カレンダーの表示上で予定を移動して長さを変える、のいずれの方法でも調整できます。他の予定と重なる時刻には印が付くため、重なりの内容を確認してから進められます。「予定を作成」を選ぶと、接続した Google カレンダーに予定が追加され、出席者には Google カレンダーから通知が送られます。
全員の予定が揃わない場合は、比較的都合のよい候補と、誰の予定が重なっているかが示されます。時刻を選んで下書きを確認するまで、予定は作成されません。
依頼の書き方の例です。
この会議の持ち帰り事項の担当者と私で、来週30分の打ち合わせを
入れてください。時間帯は午後がよいです。
佐藤さんと鈴木さんと、来週火曜の午後に1時間の作業会を設定して
ください。件名は「〇〇案件 仕様確認」にしてください。
この案件のレビュー会がすでに設定されているか確認してください。
なければ今週中で候補を探して、下書きを作ってください。
参照される情報の範囲
操作を実行するために参照されるのは、次の情報です。
- 選択している対象範囲に含まれる会議のノートと文字起こし
- メールの下書き作成時に関連する Gmail の文脈
- 投稿先を特定するために必要な Slack の情報
- 空き時間の確認と予定の重複回避のために必要なカレンダーの情報
いずれも、接続した本人の権限の範囲内です。チャット履歴が本人だけに見えることはノートに質問する(チャット)で説明しているとおりで、外部操作の下書きも、実際に送信するまでは本人以外に見えません。データの取扱い全般はセキュリティ・プライバシーに関するFAQをご覧ください。
個人情報を外部サービスへ送る操作であることについて
この機能で送られるメールやメッセージには、会議の出席者名、発言の内容、取引先の担当者名など、個人情報が含まれることが通常です。送信先のサービス(Gmail、Slack、Google カレンダー)は、UNCHAIN株式会社が個人データの取扱いの委託を受ける委託先ではなく、利用者ご自身または所属組織が契約している別の事業者です。つまり、この操作によるデータの流れは、Pulseの中での取扱いとは別に、利用者側で整理しておく必要があります。
個人情報を含むノートを外部へ送る操作を行う前に、貴社の個人情報の取扱いに関する規程と、あらかじめ特定した利用目的の範囲内かどうかをご確認ください。社外の相手を含む宛先に送る場合は、特に慎重にご確認ください。
個人データを第三者に提供する場合は、原則としてあらかじめ本人の同意を得なければならないと定めた規定です。同条第5項は、利用目的の達成に必要な範囲内の委託に伴う提供などを「第三者への提供」に当たらないものとしています。チャットから外部サービスへメッセージや予定を送る操作については、その適法性を、操作を行う個人情報取扱事業者(多くの場合は利用者の所属する企業)の側で確保していただく必要があります。
社外向けのメールを送る場合の注意点はフォローアップメールの作成、共有範囲の考え方は共有の制御で説明しています。
送信前のチェックリスト
下書きは、確認して直すことを前提に作られています。
- 宛先、投稿先のチャンネル、出席者の一覧が意図したとおりか
- 置き換えていない仮の文字列が残っていないか
- 投稿先に社外の人が含まれていないか
- 人名、社名、日付、時刻、タイムゾーン、所要時間が正しいか
- 会議で確約していない内容が、確定事項として書かれていないか
- 担当者と期限の割り当てが、会議での合意と一致しているか
- リンク、添付、場所、ビデオ会議の情報が正しいか
- 社内向けの略語や内部の呼称が、社外向けの文面に残っていないか
- 文体と敬語の程度が、送る相手に対して適切か
内容が正しくない場合は、下書きを直接編集するか、チャットで修正点を伝えてください。
うまくいかないときは
Q. 下書きが表示されない、または作成できなかったと表示される
A. デスクトップアプリが最新版であること、その操作が自分のアカウントで有効になっていることを確認してください。次に 設定 > 連携 で、必要なサービスが接続されているかを確認します。依頼の書き方も影響します。「何と言えばいいですか」ではなく「〇〇宛にメールの下書きを作ってください」のように、実行してほしい操作を明示してください。処理が中断されたと表示された場合は、同じチャットでもう一度依頼してください。生成を途中で止めた、下書きの作成中に別のメッセージを送った、通信が切れた、作成の完了前にアプリを終了した、といった場合に起こります。
Q. 接続が必要だと表示される
A. チャットに表示される案内に従って接続するか、設定 > 連携 から Gmail、Slack、Google カレンダーを接続してください。接続が完了したら、同じチャットに戻ってもう一度依頼します。
Q. Slack の投稿先が見つからない
A. チャンネルの場合は # を含めた正確な名前を指定してください。グループDMや個人DMの場合は相手の名前を挙げます。その投稿先が、接続した Slack ワークスペース内にあり、自分がアクセスできる状態かも確認してください。
Q. 予定が作成できない
A. Google カレンダーが接続されていること、予定の作成を許可する権限が付与されていること、書き込みできるカレンダーが選ばれていることを確認してください。権限の設定を変更した場合は、いったん接続を解除してから接続し直すと解決することがあります。
Q. 確認なしに送信されることはありますか
A. ありません。この機能は必ず確認の段階を挟みます。メールの送信、Slack への投稿、予定の作成は、下書きを確認して実行を指示した後にのみ行われます。
Q. Microsoft 365 のメールやカレンダーでも使えますか
A. 現時点では対応していません。メールと予定の操作には Gmail と Google カレンダーの接続が必要です。