Zoom と Microsoft Teams の設定(管理者向け)
Zoom / Teams で自動チャット通知を有効にするための設定です。
Zoom と Microsoft Teams の会議で、自動チャット通知をワークスペース全体に適用する手順です。Windows の端末ではPulse側の設定だけで完了します。macOS の端末では、Pulseが会議アプリのチャット欄に入力できるよう、アクセシビリティの権限をあわせて許可します。この権限は、MDMによる一括付与と、利用者ごとの個別許可のどちらでも対応できます。
Enterpriseプラン
必要な権限は、Pulseのワークスペース管理者権限です。macOS端末へアクセシビリティの権限を一括付与する場合は、MDM(Jamf、Intune、Kandji、Mosyle、Meraki など)の管理者権限も必要になります。対象は macOS / Windows のデスクトップアプリ版の Zoom および Microsoft Teams です。
この記事は、ワークスペース全体に適用する管理者向けです。自分のアカウントだけで設定したい場合は、Zoom と Teams の自動チャット通知(利用者向け)をご覧ください。
1. アクセシビリティの権限を許可する
Pulseが会議アプリのチャット欄へメッセージを入力するために、アクセシビリティの権限が必要です。付与のしかたは2通りあります。
MDMによる一括付与: 管理下の端末では、権限をあらかじめ付与しておけます。利用者の画面にmacOSの権限確認ダイアログが表示されることはなくなります。付与は、Pulseをアクセシビリティのサービスに対して事前承認する PPPC(Privacy Preferences Policy Control)構成プロファイルとして配布します。記述例は次の節にあります。
利用者が個別に許可する: MDMを使わない場合は、利用者それぞれにシステム設定 > プライバシーとセキュリティ > アクセシビリティを開き、一覧のPulseをオンにするよう依頼してください。手順の詳細、macOSのバージョンによる画面名称の違い、うまくいかないときの対処はZoom と Teams の自動チャット通知(利用者向け)にまとめています。この記事をそのまま社内に共有していただけます。
PPPC構成プロファイルの記述例(macOS)
以下は .mobileconfig の記述例です。そのまま使うことも、自社の構成に合わせて調整する出発点として使うこともできます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>PayloadContent</key>
<array>
<dict>
<key>PayloadDescription</key>
<string>会議チャットへの告知メッセージ投稿のため、アクセシビリティの権限を付与します。</string>
<key>PayloadDisplayName</key>
<string>Privacy Preferences Policy Control</string>
<key>PayloadIdentifier</key>
<string>jp.example.allow-transparency-accessibility.pppc</string>
<key>PayloadOrganization</key>
<string>〔組織名〕</string>
<key>PayloadType</key>
<string>com.apple.TCC.configuration-profile-policy</string>
<key>PayloadUUID</key>
<string>c540d023-71d6-479b-bff4-aab0c91f6860</string>
<key>PayloadVersion</key>
<integer>1</integer>
<key>Services</key>
<dict>
<key>Accessibility</key>
<array>
<dict>
<key>Allowed</key>
<integer>1</integer>
<key>CodeRequirement</key>
<string>identifier "〔バンドルID〕" and anchor apple generic and certificate 1[field.1.2.840.113635.100.6.2.6] /* exists */ and certificate leaf[field.1.2.840.113635.100.6.1.13] /* exists */ and certificate leaf[subject.OU] = 〔チームID〕</string>
<key>Comment</key>
<string></string>
<key>Identifier</key>
<string>〔バンドルID〕</string>
<key>IdentifierType</key>
<string>bundleID</string>
<key>StaticCode</key>
<integer>0</integer>
</dict>
</array>
</dict>
</dict>
</array>
<key>PayloadDescription</key>
<string>会議チャットへの告知メッセージ投稿のため、アクセシビリティの権限を付与します。</string>
<key>PayloadDisplayName</key>
<string>Allow Accessibility for automatic chat notice</string>
<key>PayloadIdentifier</key>
<string>jp.example.allow-transparency-accessibility</string>
<key>PayloadOrganization</key>
<string>〔組織名〕</string>
<key>PayloadScope</key>
<string>System</string>
<key>PayloadType</key>
<string>Configuration</string>
<key>PayloadUUID</key>
<string>af9418ef-8494-414a-8b29-b12951efd67b</string>
<key>PayloadVersion</key>
<integer>1</integer>
</dict>
</plist>
〔バンドルID〕にはPulseデスクトップアプリのバンドル識別子を、〔チームID〕には署名に使われている Apple Developer チームIDを記載してください。本記事では実在の識別子を記載していません。〔組織名〕は自社名に、PayloadIdentifier は自社のドメインに基づく逆引き表記に置き換えてください。PayloadUUID は uuidgen コマンドなどで生成し直すことをおすすめします。
PPPC プロファイルは、MDMに登録された端末に対して配信する必要があります。プロファイルを手動でインストールした場合、システム設定 > プロファイルには表示されますが、権限の付与は行われません。
2. ワークスペースで機能を有効にする
ワークスペース設定を開く
Pulseのデスクトップアプリで、設定 > ワークスペース > 一般 > 透明性 > チーム向けの自動チャット通知を開きます。
セットアップを実行する
「Zoom と Microsoft Teams の自動チャット通知」を見つけ、「セットアップ」をクリックします。
全利用者に適用する
案内に沿って設定を進め、「ワークスペースの全利用者に適用」をクリックします。
「チーム向けの自動チャット通知」の設定画面で、Zoom と Microsoft Teams 向けの通知が有効になっている状態。
メッセージは、文字起こしが始まり(利用者以外の参加者が入室している状態)、かつ Zoom または Microsoft Teams のウィンドウが前面にあるときに送信されます。会議チャットの入力欄に書きかけの文字が残っている端末では送信されません。
macOS端末では、システム設定 > プライバシーとセキュリティ > アクセシビリティの一覧でPulseがオンになっていることを確認してください。MDMで配布した場合は、システム設定 > プロファイルにプロファイルが適用されていることもあわせて確認します。そのうえで参加者が2名以上のテスト会議を Zoom と Microsoft Teams のそれぞれで開き、チャット欄にメッセージが1回投稿されることを確認してください。
会議アプリ側の通知機能との併用
Zoom と Microsoft Teams には、それぞれ独自の案内表示機能があり、Pulseの自動チャット通知と併用できます。設定は各プラットフォームの管理画面で行うもので、UNCHAIN株式会社が代わりに設定することはできません。何がどこに表示されるのかは透明性機能についての「会議アプリ側の標準通知」にまとめています。
社内への周知
周知文のテンプレート、想定問答、従業者を対象とするモニタリングとしての留意点は、透明性機能を組織で有効にする(管理者向け)にまとめています。macOS の端末で利用者に個別許可を依頼する場合は、アクセシビリティの権限が何のために必要なのかを説明に含めてください。「コンピュータを操作することを許可しますか」という確認が表示されるため、説明がないと不安を持たれることがあります。
よくある質問
Q. 利用者が自分で無効にできますか
A. 管理者がワークスペース全体で有効にしている場合、利用者側の設定画面からは解除できません。ただし macOS では、利用者がシステム設定からアクセシビリティの権限を取り消すことは技術的には可能です。MDMで権限を配布している端末では、プロファイルによって付与された状態が維持されます。
Q. メッセージが送信されない端末があります
A. 管理者側で確認できるのは、macOS のアクセシビリティ権限が付与されているか(アプリの更新直後に外れることがあります)、デスクトップアプリのバージョンが最新か、の2点です。会議アプリのウィンドウが前面にあるか、チャットの入力欄に書きかけの文字が残っていないかといった端末側の確認手順は、Zoom と Teams の自動チャット通知(利用者向け)の「うまくいかないときは」にまとめています。この記事を利用者に共有してください。
Q. ブラウザ版の Zoom や Teams にも対応しますか
A. この機能は、macOS / Windows のデスクトップアプリ版の Zoom および Microsoft Teams を対象としています。ブラウザから会議に参加する利用者が多い場合は、ウォーターマークの設定(管理者向け)の併用を検討してください。
Q. 会議に入ると紙吹雪が表示されるという報告があります
A. Loom を同時に起動していると、Loom の紙吹雪(Confetti)のキーボードショートカットがPulseの送信操作と衝突することがあります。利用者への案内手順はZoom と Teams の自動チャット通知(利用者向け)にあります。
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