多言語対応

日本語と英語が混ざる会議の扱い、出力言語の指定、対応言語の一覧です。

日本語の会議、英語の会議、日本語と英語が入り混じる会議のそれぞれで、文字起こしと要約をどの言語で出すかを設定できます。この記事では、日本の環境で実際に判断が必要になる場面を中心に、設定の選び方と限界を説明します。

設定するのは次の2つです。どちらもデスクトップアプリの設定 > 環境設定 > 言語で変更します。

  • 文字起こしの言語: 会議中に話された言葉を、どの言語として認識するか
  • 要約の言語: 会議後に生成されるノートを、どの言語で書くか
図画面キャプチャ: 設定 > 環境設定 > 言語

文字起こしの言語と要約の言語を、それぞれ選択するためのメニューが縦に並んでいる。

画面表示は英語のみです

メニュー、ボタン、設定項目といったアプリの画面表示は、現時点では英語だけです。文字起こしと要約は日本語で出力できますが、操作画面そのものは日本語化されていません。この記事では、画面上の英語の項目に対応する日本語を併記しています。

会議の種類ごとの設定

会議の様子 文字起こしの言語 要約の言語
参加者全員が日本語で話す 多言語(Multi-language) 自動(Auto)
日本語の中に英単語や英語の固有名詞が混ざる 多言語(Multi-language) 自動(Auto)
日本語と英語の話者が交互に話す 多言語(Multi-language) 自動(Auto)または英語(English)
英語のみの会議で、議事録は日本語で読みたい 多言語(Multi-language) 自動(Auto)で英語の要約が出るため、チャットで日本語に直す
英語のみの会議で、議事録も英語でよい 英語(English) 英語(English)

文字起こしの言語で「英語(English)」を選ぶと、英語の認識品質が最も高くなる一方、日本語の発話は想定されません。日本語の会議を記録するなら「多言語(Multi-language)」を選んでください。

文字起こしの言語

デスクトップアプリで選べるのは次の2つです。

  • 英語(English): 会議の大半が英語の場合に、最も高い品質が得られます。
  • 多言語(Multi-language): この記事の後半に挙げる対応言語のすべてを扱えます。1つの会議の中で複数の言語が話されても、切り替えながら書き起こします。

日本語と英語が混ざる打ち合わせ、たとえば海外拠点の担当者が英語で状況を説明し、日本側が日本語で確認を返すような会議では、「多言語」を選んでおけば両方が同じ文字起こしの中に並びます。

この設定が効くのは、設定を変更した後に記録する会議だけです。すでに記録済みの文字起こしを、あとから別の言語に翻訳することはできません。過去の会議の発言を日本語で読みたい場合は、チャットに対して、その箇所の翻訳を求めてください。

要約の言語

  • 英語(English): 会議で話された言語にかかわらず、生成されるノートは英語になります。
  • 自動(Auto): 会議の中で最も多く話されていた言語で、ノートが生成されます。

日本語の会議で日本語のノートが欲しい場合は「自動」を選びます。日本語と英語がほぼ半々の会議では、どちらの言語で出力されるかが会議ごとに変わる可能性があります。出力を固定したい場合は「英語」を選ぶか、生成されたノートを読んだうえで必要な箇所を直してください。

過去のノートの言語を変えたい場合は、この設定を変更してから対象のノートを開き、再生成を実行します。

会議中に言語を切り替える

会議が始まってから言語を変えることもできます。記録中の画面にある会議のコントロールから、使用する言語を選び直してください。

図画面キャプチャ: 会議中のコントロールにある言語の切り替え

記録中のノート画面に表示されるコントロールの中に、現在の言語と選択用のメニューがある。

切り替えの直後は、新しい言語の認識モデルが読み込まれるため、文字起こしが一瞬止まることがあります。前半で日本語、後半で英語というように言語がはっきり分かれる会議では、切り替えのタイミングを議題の区切りに合わせると、欠落が気になりにくくなります。

会議中に変更した言語は、以降の会議の既定値としても保存されます。その会議だけの一時的な変更にしたい場合は、会議の後に設定 > 環境設定 > 言語で元に戻してください。

日本語の会議で精度を上げるために

言語設定を正しくしたうえで、次の点を押さえると、読み返したときの修正が減ります。

  • 固有名詞を先に登録する: 社名、部署名、製品名、社外の担当者名は、文字起こしのカスタマイズで登録できます。日本語では、音は合っているのに別の漢字が当てられる誤りが起こりやすく、登録の効果が出やすい部分です。なお用語の登録は認識されやすさを上げる仕組みで、「サーバー」と「サーバ」のような表記の揺れを一方に統一する機能ではありません。社内で表記を決めている場合は、書き出した後に置換してください。
  • 文字起こしは話されたとおりに残る: 相づち、言い直し、敬語のやり取りも、そのまま文字起こしに記録されます。読みやすい形にまとめたものが必要な場合は、文字起こしではなく整形されたノートのほうを共有してください。
  • 出力は横書きです: 社内の帳票や議事録の様式が縦書きでも、文字起こしと要約は横書きのテキストとして出力されます。縦書きの体裁が必要な場合は、書き出した後に文書作成ソフト側で整えてください。
  • 発言が重なる場面: 複数の参加者が同時に話すと、認識の精度は下がります。発言者ごとの振り分けについては話者ラベルを参照してください。

対応言語の一覧

デスクトップアプリ(macOS / Windows)は31言語に対応しています。以下は、文字起こしを担当する事業者が現時点で対応している言語です。

地域 対応している言語
東アジア・東南アジア 日本語、中国語(北京語)、中国語(広東語)、韓国語、ベトナム語
南アジア ヒンディー語、マラーティー語、ウルドゥー語
中東・西アジア アラビア語、ヘブライ語、ペルシア語、トルコ語
アフリカ アフリカーンス語、コサ語、ズールー語
ヨーロッパ 英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、カタルーニャ語、ガリシア語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、フィンランド語、エストニア語、ルーマニア語、ロシア語

一覧にない言語が必要な場合は、tharada@the-unchain.com までご連絡ください。文字起こしの事業者側で対応が追加された際に、状況をお知らせします。

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