フォローアップメールの作成

会議後のお礼メールや議事録メールの下書きを作る機能と、特定電子メール法上の注意点です。

社外の方との会議が終わったあと、Pulseが文字起こし・カレンダーの予定・過去のメールのやり取りを手がかりに、お礼と決定事項をまとめたメールの下書きを用意します。下書きはそのまま送れる状態で表示されますが、送信前に宛先と本文を必ずご自身で確認してください。

個人プラン チームプラン Enterpriseプラン

利用に必要なもの

利用の前提
  • プラン: 個人プラン、チームプラン、Enterpriseプランのいずれか、または試用期間中のアカウント。無料プランでは利用できません。
  • ログイン方法: Google アカウント(Gmail または Google Workspace)でのログイン。Microsoft / Outlook アカウントは現時点では対応していません。
  • メールの接続: Gmail の接続。メールの閲覧と送信の両方の権限が必要です。

Gmail を接続する

接続は最初に一度だけ行えば、以降は設定を変更するまで有効です。

  1. ホーム画面から接続を始める

    ホーム画面の「フォローアップメール」のバナーで、Gmail を接続 を選び、続けて 続行 を選びます。

  2. Google の画面で権限を許可する

    ブラウザが開くので、Google の画面の案内に従って、Pulseがメールを閲覧および送信することを許可します。

  3. 最初の下書きで挙動を確認する

    許可が完了すると、直近の社外会議2件分の下書きが自動で作られます。まずはこの2件で内容を確認してください。

接続できたかの確認
  • 設定 > 連携 > Gmail に、Pulseにログインしているアドレスと同じアドレスが表示されている
  • ホーム画面に「フォローアップメールの候補」が表示されている
図画面キャプチャ: ホーム画面上部の「フォローアップメール」バナーと「Gmail を接続」ボタン

バナーの位置と、接続前に表示される説明文が写っています。

ログイン用アドレスと同じアドレスを接続してください

Pulseにログインしているアドレスと、接続する Gmail のアドレスが一致している必要があります。エイリアス(別名アドレス)には対応していません。アドレスが食い違っていても接続作業そのものは通ってしまい、実際に送信しようとした段階で初めてエラーになるため、接続後に表示されているアドレスを確認しておくことをおすすめします。

接続と接続解除は、設定 > 連携 > Gmail からいつでも行えます。

下書きが作られる条件

下書きは、次の条件をすべて満たす会議について作られます。

  • 社外の参加者が1人以上含まれている
  • 参加者が合計10人以下である
  • 前述の利用の前提(対象のプランまたは試用期間、Gmail の接続)を満たしている

条件を満たしていても、メールを送ることが適切でないと判断された場合には下書きは作られません。たとえば、その相手とのやり取りが Slack を中心に進んでいる場合、フォローアップを同僚が担当することが会議中に決まっている場合、次のアクションに進む前に未解決の課題が残っている場合などです。

下書きは、会議のノートの生成が終わってから1〜2分ほど遅れて表示されます。ノートが表示された直後に見当たらなくても、少し待ってから確認してください。

下書きを開いて送る

下書きは次のいずれかの場所から開きます。

  • ホーム画面の「フォローアップメールの候補」の一覧
  • 会議ノートの上部に表示される「下書きを見る」

編集画面では次の操作ができます。

  1. 件名と本文を編集し、太字や箇条書きなどの書式を整えます。
  2. 必要に応じて CC / BCC に宛先を追加します。
  3. ファイルを添付します。添付は合計25MBまでです。
  4. Gmail 側で設定している署名を、付けるか付けないか切り替えます。
  5. 本文に〔 〕(社名、日付、金額など、後から埋める必要がある箇所)が残っていれば、送信前に書き換えます。
  6. 送信 を選びます。送信後およそ10秒以内であれば 取り消し で送信を止められます。
図画面キャプチャ: フォローアップメールの編集画面

宛先、件名、本文、添付、送信ボタンが並んだ編集画面です。

編集画面の挙動として、次の点に注意してください。

  • 下書きへの編集内容は、操作した端末の中にだけ保存されます。ほかの端末には同期されず、ログアウトすると消えます。
  • 添付ファイルは保存されません。下書きを閉じたりアプリを終了したりした場合は、添付し直してください。
  • ホーム画面の候補として表示される期間は3日間です。

機能を止める

設定 > 環境設定 を開き、「機能」の中の「フォローアップメールの候補」をオフにします。オフにしても Gmail の接続そのものは残るため、あとで再びオンにすればすぐに使えます。接続自体を切りたい場合は、設定 > 連携 > Gmail から解除してください。

特定電子メール法との関係

フォローアップメールは会議の相手に直接届くメールです。日本国内では、広告・宣伝を目的とするメールの送信が特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)の規制を受けるため、本文に何を書くかによって法的な位置づけが変わります。

議事録の共有そのものは、通常は規制の対象外です

同法が規制するのは「特定電子メール」であり、その定義は次のとおりです。

法令特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 第2条第2号(定義)

「特定電子メール」とは、電子メールの送信をする者が自己又は他人の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として送信をする電子メールをいいます。総務省・消費者庁のガイドラインは、取引上の条件を案内する事務連絡や料金請求のお知らせなど、取引関係に係る通知であって広告又は宣伝の内容を含まず、広告又は宣伝のウェブサイトへの誘導もしない電子メールは、特定電子メールに該当しないとしています。

会議に参加した相手へ、その会議の議事録・要約・決定事項・ToDo だけを送るメールは、打ち合わせの延長として送る事務連絡にあたり、広告・宣伝を目的とするものとは言えません。この範囲にとどまる限り、特定電子メールには該当しないと整理できます。

広告・宣伝の要素を入れた時点で扱いが変わります

問題になるのは、同じメールに営業目的の要素を混ぜた場合です。自社の他サービスの紹介、キャンペーンの案内、資料請求ページへの誘導、「詳しくはこちら」といったサービスサイトへのリンクなどを入れると、そのメールは広告・宣伝のための手段という性格を帯び、特定電子メールに該当しうることになります。

メールの内容 特定電子メールへの該当 必要な対応
会議の議事録・要約・決定事項・ToDo だけを、その会議の参加者に送る 通常は該当しません 送信者が誰かを明示し、以後の送信を断る連絡先を書いておくことが実務上望ましいといえます。
上記に自社サービスの紹介バナーや、サービスサイトへの誘導リンクを付ける 該当する可能性が高くなります 同意の取得、または取引関係にあることの確認に加え、後述の表示事項をすべて満たす必要があります。
会議の相手に、後日あらためて自社の商品やキャンペーンを案内する 該当します 事前の同意(オプトイン)が必要です。会議に参加しただけの相手を「取引関係にある者」と見ることはできません。
既存の契約者に対する請求・更新・障害などの連絡 該当しません 取引関係に係る通知として、通常どおり送信できます。

該当する場合に何が必要になるかは、同法の次の規定によります。

法令特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 第3条第1項(特定電子メールの送信の制限)

送信者は、あらかじめ特定電子メールの送信をするように求める旨または送信をすることに同意する旨を通知した者(第1号)、自己の電子メールアドレスを通知した者、当該広告又は宣伝に係る営業を営む者と取引関係にある者(第3号)などを除き、特定電子メールを送信してはならないと定められています。

法令特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 第3条第2項・第3項(同意の記録・受信拒否)

第2項は、同意の通知を受けた者に対し、同意があったことを証する記録を保存することを義務づけています。第3項は、送信しないよう求める旨の通知を受けたときは、その意思に反して特定電子メールを送信してはならないと定めています。

法令特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 第4条(表示義務)/同法施行規則 第7条・第9条

第4条は、送信者の氏名または名称、受信拒否の通知を受けるための電子メールアドレス等、その他省令で定める事項を正しく表示することを求めています。施行規則第9条は、その他の表示事項として、送信をしないよう求める通知を行うことができる旨(第1号)、送信者の住所(第2号)、苦情・問合せ等を受け付けることのできる電話番号または電子メールアドレス(第3号)を挙げています。施行規則第7条は表示の場所を定めており、受信拒否の案内は、受信拒否用のアドレス等が表示された場所の直前または直後に置くこととされています。

広告・宣伝を含めて送る場合、送信者はご自身です

フォローアップメールにご自身の会社の宣伝、キャンペーンの案内、宣伝目的のウェブサイトへの誘導などを加えて送信する場合、特定電子メール法上の送信者としての義務を負うのは、送信操作を行ったご自身(またはご所属の会社)です。この場合、受信者の同意の取得とその記録の保存、送信者の氏名または名称および住所の表示、受信拒否の通知先の表示、苦情・問合せ受付先の表示が必要になります。表示を欠いたまま送信すると、措置命令等の対象となるおそれがあります。

名刺交換やフォームで集めたアドレスへの一斉送信は、別の問題です

展示会での名刺交換、資料請求フォーム、ウェビナーの申込フォームなどで集めたアドレスに対して、営業目的のメールをまとめて送る行為は、フォローアップメールとは別の話として検討する必要があります。この場合は、その相手がすでに取引関係にあるか、広告・宣伝メールの受信に同意しているかを、アドレスごとに確認しなければなりません。フォローアップメールの機能は、その会議に参加した方、または会議に招待された方へ送ることを前提としており、会議に関係のない宛先を追加して一斉送信する使い方は想定していません。

実務上の結論

最も安全なのは、フォローアップメールを「その会議の記録を相手に渡すためのメール」に徹させ、広告・宣伝の要素を一切入れない設計にすることです。議事録、要約、決定事項、次のアクションだけを書いたメールであれば、同意の取得も表示事項の管理も不要になり、送信のたびに法令上の判断を迫られることがなくなります。営業案内は、オプトインを取得したうえで別のメールとして送る運用に分けてください。

Pulseからのお知らせメールについて

Pulseの新機能やキャンペーンのご案内は、アカウント設定の「メール配信設定」からいつでも配信を停止できます。配信を停止された場合でも、ご請求、プランの更新、セキュリティ、障害に関するご連絡など、ご契約の内容や履行に関するメールは引き続きお送りします。

メール文面のテンプレート

下書きを手直しするときの下敷きとして使える文面です。〔 〕の部分を会議の内容に合わせて書き換えてください。いずれも広告・宣伝の要素を含まない構成にしています。

社外向け(初回の打ち合わせ後)

件名: 本日の打ち合わせのお礼と議事録のご送付(〔案件名〕)

〔会社名〕 〔部署名〕〔お名前〕様

いつもお世話になっております。〔自社名〕の〔氏名〕です。

本日はお忙しいところ、〔案件名〕についてお時間をいただきありがとうございました。お話しした内容を下記のとおり整理しましたので、ご確認ください。

■ 本日の論点 ・〔論点1〕 ・〔論点2〕

■ 決定事項 ・〔決定事項〕

■ 次回までの対応 ・弊社: 〔対応内容〕(〔期日〕まで) ・〔相手先〕様: 〔対応内容〕(〔期日〕まで)

記載内容に認識の相違がございましたら、お手数ですがご指摘いただけますと幸いです。次回のお打ち合わせは〔日時〕を予定しております。

引き続きよろしくお願いいたします。


〔自社名〕〔部署名〕 〔氏名〕 〔電話番号〕/ 〔メールアドレス〕

社内向け(定例会議の共有)

件名: 〔会議名〕議事録(〔日付〕開催分)

〔部署名〕のみなさま

お疲れさまです。〔氏名〕です。 〔日付〕に実施した〔会議名〕の議事録を共有します。

■ 出席者 〔氏名〕、〔氏名〕、〔氏名〕

■ 決定事項 ・〔決定事項〕

■ 持ち帰り事項と担当 ・〔対応内容〕 — 担当: 〔氏名〕/ 期日: 〔期日〕

■ 次回 〔日時〕/ 〔場所またはオンライン会議のリンク〕

補足や修正があれば、〔期日〕までにこのメールへの返信でお知らせください。

よろしくお願いします。

定型の文面を毎回使う場合

同じ形式のメールを繰り返し作る場合は、レシピとして指示を保存しておくと、下書きの文体や項目立てを揃えられます。作り方はレシピ(定型指示)をご覧ください。

うまくいかないときは

Q. 下書きが作られると思った会議で作られませんでした

A. メールを送る必要がないと判断された可能性があります。やり取りが Slack を中心に進んでいる場合、フォローアップを同僚が担当することになっている場合、次のアクションの前に未解決の課題がある場合は、下書きが作られません。あわせて、その会議に社外の参加者が含まれていたか、参加者が10人以下だったか、対象のプラン(個人プラン・チームプラン・Enterpriseプラン)または試用期間中で、Gmail が接続されているかを確認してください。

Q. 昨日まであった下書きが見当たりません

A. ホーム画面の候補は3日で表示されなくなります。送信済みまたは非表示にした下書きも一覧から消えます。ご自身または相手がすでに返信しているなど、会話が先に進んだ場合には、3日を待たずに消えることがあります。すべての下書きが消えている場合は、設定 > 連携 > Gmail で接続が維持されているかを確認してください。

Q. 非表示にした下書きを元に戻せますか

A. 戻せません。非表示にした下書きは復元できないため、必要な内容は非表示にする前に控えておいてください。すでに送信した下書きは、Gmail の「送信済み」から確認できます。

Q. 送信しようとするとエラーになります

A. 接続している Gmail のアドレスと、Pulseにログインしているアドレスが完全に一致している必要があります。エイリアスには対応していません。設定 > 連携 > Gmail から、ログインに使っているアドレスで接続し直してください。

Q. Gmail の接続を解除したらログアウトされました

A. Gmail の接続は Google アカウントでのログインと同じ認証を使っているため、解除するとログアウトされます。Google アカウントでログインし直してください。カレンダーの連携は自動的に戻り、Gmail は解除されたままになります。

Q. Microsoft / Outlook を使っています

A. 現時点では対応していません。フォローアップメールは Google アカウントでログインしている場合のみ利用できます。

Q. 会議の相手から「もう送らないでほしい」と言われました

A. その方のアドレスを宛先から外し、以後のフォローアップメールを送らないようにしてください。広告・宣伝を含むメールについては、受信拒否の通知を受けた後の送信が特定電子メール法第3条第3項で禁止されています。社内で送信対象を管理している場合は、申し出のあったアドレスを共通のリストで管理することをおすすめします。

その他のご不明点は、tharada@the-unchain.com までお問い合わせください。

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